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医院清掃の向上を追求する その22

2015年09月23日

院内感染に関する具体的な予防策を考えて行きましょう。

標準予防策(ユニバーサルプレコーション)としては下記のものが挙げられます。

手指衛生
  手洗いの励行(血液、体液、分泌物、又は汚染物に触れた際等)
 手洗いの励行(病原体の持込防止の為、入室前)
 手洗いの励行(手袋をはずした後)

防護装備(病原体との接触・伝播防止手段)
 手袋・・・血液、体液、分泌物、又は汚染物に接触する際に着用する。
 ビニールエプロン・・・血液、体液、などの分泌物が飛散し、飛沫が発生する恐れがある環境清掃を
 行う場合着用する。
 *要撥水性、防水性(浸透防止)
 *廃棄時には汚染面に触れない事
  マスク、フェイスシールド付きマスク
 *血液、体液、分泌物などが飛散し、飛沫が発生する恐れがある環境清掃を行う場合に着用する。
 *廃棄時には汚染面に触れない

鋭利物
 針廃棄専用容器に針を廃棄する。

タオル・モップ
  血液、体液、分泌物で汚染された場合
 手袋、ビニールエプロンを着用して取り扱い、ビニール袋に入れ直ちに密閉する。
 感染性として所定位置へ出す。(洗濯、消毒)

排泄物(血液、体液、付着物を含む)
 血液、体液、粘膜、損傷した皮膚の付着物を取り扱う場合
 ・適切な防護装備の着用
 ・廃棄時はビニール袋へ入れ直ちに密封し、速やかに感染性廃棄物として廃棄する。

便器
 手袋、ビニールエプロン、必要に応じてマスク(あるいはフェイスシールドマスク)を装着し処理
 (体液汚染防護)

病室清掃
  環境消毒の必要なし。
  血液、体液による汚染がある場合は、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液にて清拭により汚れを除去
  する。

  次回へ続く(SU)