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医院清掃の向上を追求する その27

2015年10月28日

接触感染予防策

 隔離
   原則として個室で処理する。

 手指衛生と防護具
   標準予防策に則る。
   病室の入退室時、速乾性擦式消毒液を1プッシュ擦り込む。
   患者や患者の環境周囲に接触する場合・手袋、ビニールエプロンを着用。
   痰などの飛散が著しい場合・マスク又はフェイスシールドマスクを着用。

 入浴
   病状安定時入浴可。入浴順序は最後に(曝露防止)

 タオル・モップ
   標準予防策に準じる。

 一般ゴミ
   特別な扱いはしない。
   袋は室内にてしばる。
   痰、分泌物が付着したティシュが混ざっている場合・感染性医療廃棄物
   として処理。

 排泄物(血液、体液、付着物を含む)
   標準予防策に準じる。

 便器・尿器
   患者が触れた便座、洗面台・アルコール除菌クロスによる清拭消毒
   次亜塩素酸ナトリウム亜塩素酸液0.1%による清拭(ノロウイルス)
   尿・便から微生物が検出されている又は、疑いのある場合
   トイレは発病患者専用

  病室清掃
    入院中
    環境整備は通常の方法で可
    高濃度に接触汚染が考えられる場所(ベッド柵、ドアノブ等)を行う
    場合有り。タオル・モップは専用とする。使用後は、ビニール袋に
    入れしばり、感染性として洗濯、消毒。洗面所はタオルを使用する。

   退院後
    通常の退院清掃で可。
    高濃度に接触汚染が考えられる場所・アルコール除菌クロスによる
    清拭消毒。(ノロウイルスの場合は、次亜塩素酸ナトリウム0.1%液)

   情報収集
   感染対策室等、病院毎に定められた部署より対応策の確認を行う。 

次回からは感染予防対策の実際を考えます。(SU)