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医院清掃の向上を追求する その61

2016年07月20日

□水 痘

 水痘は、水痘-帯状疱疹ウイルス(VZV)によって起こる急性の伝染病疾患である。免疫を持っていないヒトが始めて感染したときに発症するもので、ウイルスは全身の臓器で増殖し、大量のウイルスが皮膚を含む全身の臓器で産出される。発症中は口腔内にも多くの水疱が形成され、ウイルスを産出している。これが、咳等により感染細胞ごとに排出され、他のヒトの気道に感染を起こすのである。

季節的には、毎年12~7月に多く、罹患年齢はほとんどが9歳以下である。潜伏期間は10~21日であるが、免疫不全患者では、より長くなることがある。成人では、発疹出現前に1~2日の発熱と全身倦怠感を伴うことがあるが、子供では通常発疹が初発症状である。通常は最初に頭皮に始まり、数日にわたり新しい発疹が次々出現する。臨床経過は一般的に軽症で、倦怠感、掻痒感、38℃前後の発熱が2~3日続く程度であることが大半である。成人ではより重症になり、合併症の頻度も高い。

 感染対策として、空気、飛沫、接触感染予防策を実施する。病室清掃は免疫のある者が実施する。

次回は水痘の感染予防について考えます。(S.U)