今回の出張では、岡山駅前のホテルに宿泊しました。朝食会場に向かうと、ちょっとした驚きがありました。
というのも、朝食は本来、ホテルの最上階のレストランでいただく予定だったんですが、宿泊客が多かったのか、私たちは昨夜の懇親会で使った会場で朝食をとることに。その時点では「我々の団体だけかな」と思っていたのですが、いざ会場に行ってみると、そこにはたくさんの外国人の方々が。むしろ、日本人よりも外国人の方が多いくらいの印象でした。
地方にいるとあまり実感することはないんですが、やっぱり都市部に出てくると、訪日観光客の多さを肌で感じますね。食事のコーナーも分かりやすく、日本食と洋食がきれいに分かれていて、外国の方は洋食の方にずらっと並んでいました。
何より印象的だったのは、ホテルのスタッフの方々が、当たり前のように英語で対応されていたこと。チェックインや案内など、自然なやり取りがあちこちで聞こえてきて、「ああ、もうこういう時代なんだな」と改めて感じました。
今後、日本のサービス業、特に宿泊業や飲食業は、こうしたインバウンド需要にどう対応できるかが大きなカギになってくると思います。おもてなしの心ももちろん大切ですが、それをきちんと伝えられる人材や環境がなければ、生き残るのは難しくなるかもしれません。
今回の岡山での滞在は、そんなことを深く考えさせられる、良いきっかけになりました。