50周年特設サイトはこちら

ヨネザワ社長ブログ

記事一覧へ戻る

福岡市内の交通事情から学ぶこと

2015年02月17日

 福岡市内の交通状況で驚かされることとは、バスが多いこと。

 福岡を拠点とするNバス会社はグループで2900台ものバスを所有し、年間の乗車人数が2億7千万人ということで、日本一を誇る。乗降客が多い天神では、100を優に超える路線が入り乱れていたようです。

 市内の渋滞の緩和、そして地方の人口減少が想定される中で、このバス会社は、バス路線維持に発想の転換を迫られようで

「郊外を切るのではなく、都心部を効率化することにした。当たり前だと思っていた『都心部へ直行』を廃止するという考え方で、

 郊外と天神・博多など市中心部を直通で結ぶ路線が数多くあったが、「中心部に入る手前」に乗り継ぎ拠点を設置し、都心に入るバスを減らし、西部エリアと天神を結ぶバスを1日あたり約110便、南部発着は約150便減らすことに成功したとのことです。

 一方、乗り継ぎが必要となったことで、乗客は不便を感じる中で、バス離れを防ごうと、ICカードに100ポイント(100円相当)を付けるサービスを始めたことにより、大橋-天神間の乗客数は以前と変わらず、藤崎-天神間も1%余りの減少にとどまる。今のところバス施策の転換は成功しているようです。

 時代の流れ、社会構造の変化、市場の流れを受け止めて、どう対応するか。

 福岡市内のオフィスビル清掃、マンション清掃、病院清掃を数多くさせていただいていますが、社会構造の変化を捉え、事業を構築する。

 非常に勉強になります!wpid-20150216_205012.jpg